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拒食症の本の紹介「克服できる過食症・拒食症」 長期化しても治る道はある

克服できる過食症・拒食症

こじれて長期化した過食症・拒食症でも治る道はある

克服できる過食症・拒食症

  • 克服できる過食症・拒食症 こじれて長期化した過食症・拒食症でも治る道はある
  • 福田俊一 精神科医・カウンセラー 増井昌美 摂食障害・過食症専門セラピスト
  • 星和書店
  • 1995円(税込)
  • 2005年5月9日

「克服できる過食症・拒食症 こじれて長期化した過食症・拒食症でも治る道はある」概要

淀屋橋から摂食障害の本が出ました。この本は前作「過食症と拒食症 ― 危機脱出の処方箋」の姉妹編です。中身をかいつまんでご紹介しましょう。

本題名:『克服できる過食症・拒食症』

著者:福田俊一(淀屋橋心理療法センター所長、精神科医)、増井昌美(同センター過食症専門セラピスト)

副題:こじれて長期化した過食症・拒食症でも治る道はある

帯の解説:あきらめたらあかん!過食症・拒食症にかかったことは、自分の本質に気づき、能力を伸ばすチャンス!

あくまで前向きに、本人の可能性や家族の力を信頼し、治療をすすめていくセラピストたち。「両親のみでも治療をスタートできる」という画期的な治療を行い、重症化した数多くの患者を解放へと向かわせている。新たな治療の可能性を示した、本人、家族、治療関係者必読の書。

英語タイトル:Is Full Recovery from Bulimia and Anorexia Nervosa Possible If They Are Chronic ?

内容のご紹介(目次から)

    • 第一章 あきらめたらあかん、こんな私でも治るんや!

1.十年以上にわたる拒食症でも治る 2.がんこな拒食症から立ち直る(25才、拒食歴10年) 3.拒食症から脱出する道に向かって

    • 第二章 過食症・拒食症と家族の関係

1.からみあう家族が症状に影響を 2.症例にみる親子のからみあい(25才、過食歴8年) 3.親は立ち直りの最大の協力者 4.子ども自身の成長をうながす

    • 第三章 「それでも治らない!」過食衝動との闘い

治りにくいタイプ1:「どうせまた元通りや」と、あきらめてしまう 治りにくいタイプ2:ストレス耐性が弱く、すぐ過食に逃げ込んでしまう 治りにくいタイプ3:良い子をめいっぱいやって、また息切れが 治りにくいタイプ4:なかなかはずせない良い子仮面 治りにくいタイプ5:母と娘の信頼関係が崩れやすいと 治りにくいタイプ6:良くなるとすぐ一人暮らしをしたいと言う 治りにくいタイプ7:できないことをすぐ過食のせいにする 治りにくいタイプ8:「過食は人生の汚点、悪」という考えにとりつかれている

    • 第四章 立ち直りの工夫と良くなるきざし

1.過食症でのよくなるきざし(初期から回復期にいたるまで) — 26項目 2.拒食症でのよくなるきざし(初期から回復期にいたるまで) — 21項目

    • 第五章 過食症・拒食症から立ち直った淀屋橋の卒業生

1.成人式を迎えて、振り袖姿でほほえむ悦子(17才、拒食歴1年) 2.司法試験をめざして受験勉強中(30才、過食歴15年) 3.過食症と不登校に苦しんだ五年間を乗りこえて、ぶじ高校を卒業(16才、過食歴2年) 4.暑中見舞いのなかで近況を聞いてみて(25才、拒食歴5年) 5.最後に「食事の習慣を取りもどしたい」と入院(23才、過食歴7年) 6.「大学に合格」の便りと写真が送られてきた(13才、過食歴1年) 7.九年間の過食症を克服し、OLとしてスタート(27才、過食歴8年) 8.アメリカの学校で日本舞踊を教えて活躍(26才、過食歴5年)

    • 第六章 これからの過食症・拒食症の治療

(付録 過食症が改善してきたかを確認するチェック・シート)

この本は、amazon.co.jp でも購入できます。

本の紹介 「克服できる過食症・拒食症」

淀屋橋心理療法センター ☜クリック

☎ 06-6866-1510

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摂食障害(拒食症)が治るカウンセリング治療

 

拒食症が治るカウンセリング治療

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に関しては、専門家のあいだでも実績のある淀屋橋心理療法センターに紹介されることが多くなってきました。

「太りたくない」「やせたい」という本人の気持ちに、家族や本人も振り回されて大混乱になります。カウンセリングでは本人の裏に隠された「成長したい」「自分らしさを掴みたい」「脱皮したい」という気持ちをうまく引き出し伸ばして行くことで根本解決を目指します。

摂食障害は確実に治る道があると言えるでしょう。我々は家族療法を発展させたカウンセリング治療を通してそれを実践してきました。

■家族(特に母親)と一緒にカウンセリング治療を

「一人で治したい」という声をよく聞きます。しかし摂食障害の方は気分の変動がはげしく治療を続けていくことが困難なことがよくあります。

摂食障害のカウンセリング治療は、親御さん(とくに母親)といっしょに進めていきます。親御さんにふだんの生活での対応のこつなどをアドバイスしたり、課題をこなしていただいたりします。こうした協力がないと、摂食障害のカウンセリング治療は効果をあげることがきわめて困難だからです。

■摂食障害(拒食症)が治るってどういう事?

例えば、拒食症の人が無理に食べようとすれば、一時的にマシになったとしても、根本的な解決にはなりません。いつも心の中の90%は「食べるべきか」「でも食べたくない」の葛藤でしょう。いつの日にか「食べる事が空気のように当たり前になってしまう」にならなければ、『治った』とは言えないのです。食べる食べないのこだわりから自由になった時が、治癒だといえるでしょう。

■摂食障害(過食症・拒食症)は誰でもなるの。私もなる病気なの?

あなたが、場の空気を読めて、人と的確につながる事ができ、しかし自分の気持ちよりも相手の気持ちを大事にする事を続けている時。そしてあなたが大人になってきて、心のどこかで「これってしんどいな」「きゅうくつだな」と思っているような時。摂食障害に陥る可能性があります。過食症や拒食症でなくても、こういう人達はストレスがたまった時に、体の不調に出やすいのです。「お腹を壊しやすい」「じんましんが出る」等です。

■兄弟姉妹のものを食べてしまう

兄弟姉妹の朝食用のパンを食べてしまう。しばしば過食症の人にはこのような現象が見られます。弟の為にせっかく用意しておいたパンを、お姉ちゃんが食べてしまうのです。これがけっこう、兄弟姉妹や親子の関係をギクシャクさせてしまう事が、よくあります。

■摂食障害(過食症)のつらさってどんな事?

1、とにかく「太るのが許せない」という気持ちが強いため、少しでも太ると「外へ出るのがイヤ。人に会えない」となることがよくあります。そうなると他に気がまぎれる事がなくなるので、ますます「食べる」「食べない」で、頭がいっぱいになります。

2、昔の過食症は、食べてどんどん太り100kgになる人もいました。今は「吐く」という事を知っている人がとても多くなりました。吐く人の辛さは、吐いた後とてもみじめな気持ちになり、吐く時とても体が苦しく、涙が出たり目が腫れたりする事です。又虫歯にもなりやすかったりします。

3、過食症は薬やちょっとしたアドバイスでは治りません。治らない状態で長く年月が過ぎた人が沢山います。5年、10年と経ってしまい、幸せそうな友人や元同級生や同僚の事を考えると、取り残された気がしてとても辛くなるものです。

■家族と口をきかない

過食症の人で長年続いている人は、親と口をきかなくなっている人もいます。お互い「どうすれば良いか」分からないまま、ズルズルと年月がたってしまうという事がよくあります。とにかく過食症は、絶望したり腹がたっていたり、イライラする事の多い病気です。病気が親子関係を破壊しているのが半分。お互いがより良い親子関係を作り上げるのに失敗しているのが半分。「良い子がなる」とか「親子関係の問題」という考え方が広まった為に、問題が起こっている場合もあります。ちなみに淀屋橋心理療法センターの考え方は「親子が問題」ではなく、「親子は治療の原動力」だから、しっかり考えようです。

■子どもが摂食障害(過食症・拒食症)になったのは母親が悪いんですか?

「子どもが摂食障害になったのは母親に原因がある」と言われる事が多いようです。結論から言うと、母親は悪くありません。でも、子どもに非難される事はあるでしょう。本人が目覚めていく時、母親への不満から始まる事はよくあります。でも終着点は、母親と子どもがよりうまくかみあった新しい形です。子どもの自我が発達して、子どもが大人の視点から今までの子育てを非難するのは、健全な親子関係の一側面です。「親が悪いのか」というよりも、このデリケートな時期を親と子がうまく乗り越えられるかどうかが、治療に大きな影響を与えます。

■親に食べさせる

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、親に無理に食べさせるという人もいます。最初は「お母さんが食べてくれたら、自分も安心して食べられる」というきっかけで始まりますが、徐々にエスカレートしやすいものです。本人に泣きつかれるままに食べ続けて、20Kgも太ってしまったお母様もおられます。苦しくてもう食べられないのだけれど、食べないと本人が泣き叫ぶので「まるで地獄のようだ」とお母様はおっしゃいました。

■摂食障害(過食症・拒食症)と万引き

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、時々万引きをしてしまう人がいます。食べ物が沢山欲しいから万引きするのかというと、そうでもなさそうです。すぐに捕まってしまうからです。上手に立ち回ろうという意識はほとんどありません。理由はハッキリ分かりませんが、やけくそになった気持ちから、万引きをしてしまうのかもしれません。

■過食症(摂食障害)と入院治療

過食症の人が入院治療をすると、しばらく過食・嘔吐は止まり落ち着く場合がよくあります。ただ退院後もそれを維持できるかというと、なかなか難しいようです。退院してしばらくすると、又過食に戻ってしまう場合が多くあります。一時的生活の立て直しという意味では助けになると思いますが、根本的解決ではありません。カウンセリング治療が欠かせないと思います。

■拒食症(摂食障害)と入院治療

拒食症の人で体重がどんどん減ってくると、入院治療も考えなければなりません。淀屋橋心理療法センターが勧めているのは、内科医に体重のリミット(それ以上体重が減ると命の危険がある)を設定していただき「それ以下になったら入院」という約束を、クライアントとしてもらう事です。拒食症の人達は入院を望まない人が多く、入院を避ける為に、最低限の体重は維持しようと努めてくれる人が多いからです。その間に心理面の治療を進め、拒食症からの脱出をはかります。

■過食嘔吐

過食をする人達は、菓子パンを買う人がとても多いのが不思議です。あとチョコレートやアイスクリームを買う人もいます。パンを買うのは吐きやすいという事があります。吐く時には多くの人が水を大量に一緒に飲んで吐いています。我々は、吐く事そのものが病気だとは思っていません。病気であるのは「太るのが嫌」という気持ちだけです。普段食欲を押さえつけているので、猛烈に食べたくなります。そのままでは太ってしまうのが自分に許せず、全部吐いてしまわないと気が済みません。指をのどの奥につっこんだりして徹底的に吐く為に、涙を流しながらでも吐き続ける人が多いです。