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ダイエットからの拒食症。「痩せる喜び」が「太る恐怖」に。

彼氏が「細い女の子が好き」とわかってダイエットを

美穂さんがダイエットを始めたのは今から1年前でした。そろそろ就職活動も始まり、大学の学生課に足を運んでいたときのこと。夢中で張り紙をみて受ける企業をさがしているとき、同じ系統の会社を探している彼と出あいました。話があい意気投合した感じで、しんどいはずの就職活動も弾みがつき楽しい体験になりました。

ある日いっしょにランチを食べているとき、彼が向かいのテーブルに座った女の人をチラチラと見ています。

「ねえ、細い子が好きなの?」 「えっ、うん。細いほうがかわいいよな」 「えー、そうなんだ!やせてる子がいいのだ」

美穂は彼の一言がやけに気になって…「そういえばあの子、腕も足も細いなー。ウエストだってしまってるし。それに比べてわたしはねー、ダメだな。よーし、私もダイエットしてやせよう。あの人よりスマートになってみせるぞ!」そう決心した美穂さんの目は輝いていました。

1キロやせ、2キロやせ…やせる喜びにはまりだした美穂さん

それから美穂さんのダイエットがはじまりました。油物や肉類などカロリーの高い食材は極力さけます。ご飯もお茶碗一杯以上は食べないと決めました。

朝はサラダとお味噌汁。「ご飯たべないの?」というお母さんの声がうっとおしく聞こえます。以前から食事に関してはけっこう口やかましいお母さんでした。ランチは自分でつくった小さなおにぎり2個。「ウワーッ美穂の弁当箱、小さいねー。そんだけで足りるの!」という友人の声も無視して、美穂さんの「ダイエットしてやせるんだ」という決心はゆるぎませんでした。

1キロやせた。2キロやせた。だんだんスマートになっていく自分の体を鏡に映して、美穂さんは内心うれしくてたまりません。今までの自分と違った自分に生まれ変わっていくような気がします。どこからかそんな自分に自信もわいてきました。やせていく美穂さんをみて、お母さんがこう言いました。「美穂、ダイエットもいいけどお肉やご飯も食べないと。体に栄養とらないと病気になるわよ」。美穂さんは「はーい、わかった。ご飯食べるから、少しだけよそっといて」と、素直にいいます。「お母さんに心配かけてはいけない。食べるふりをしてでも…」と、せいいっぱい気をつかっていました。

しかし美穂さんはだんだん食事が食べづらくなってきた自分に気がついていました。「食べたら太るのではないかしら。このやせる喜びは何にも代えがたい。誰が何と言ってもぜったいに手放してなるものか!」美穂さんの心のなかではこのような強い決心が次第に根付いてきていたのです。

一口のご飯がなかなか飲み込めず、吐き出してしまった

お茶碗をみるとたくさんごはんが入っています。「うわー、こんなにたくさん!でもがんばって食べないと。お母さんも見てるし、安心させてあげなくっちゃ」と思い一口ご飯をほりこみました。もぐもぐもぐもぐ…なんども噛み砕きはするのですが、飲み込めません。のどの奥がつまったように感じで、飲みこもうとすると戻してしまいそうです。「美穂ちゃん、どうしたのさっきから口のなかでかんでばかりいるじゃない。ごくんって飲み込んだらいいのよ、ほら」と、お母さんはせかします。

ご飯を飲み込むようせかされた美穂さんは、急いで飲みこもうとして思わず口の中にあったご飯を吐き出してしまいました。自分でもびっくりする行為でした。飲み込もうとしたのに、反対に吐き出すなんて。お母さんもびっくりして「まあ、美穂ちゃん、なんてことするの!」と、しかめっ面です。

美穂さんもここまできて「やせたい」と思って目分が始めたダイエットが、変な方向に行ってしまっていることに気がつきました。

やせる喜びが、いつしか「太る恐怖」になっていた

「食べて太ったって死ぬわけじゃないし。ぜんぜんかまわないのにな。それが恐くて食べられないのよ」と、美穂さんは心のなかでつぶやきました。彼氏も今では「美穂ちゃん、ダイエットやりすぎだよ。やせすぎてるよ」と、言います。しかしだからといって食べようとすると、太る恐怖がわいてきます。

お母さんの後押しに対して美穂さんは「体重が40kgになったらちゃんと食べるから。それまでそっとしといてほしい」と懇願しました。「40kgですって、美穂は身長160cmなのに、それじゃやせすぎじゃないかしら」と、お母さんは美穂さんの主張に「食べることの病気―拒食症」の心配がわいてきました。すぐにインターネットで専門家をさがしだし、当センターの摂食障害専門外来に来所しました。

「あれ、おかしいな」と思ったら、すぐ専門家に相談を

子どもの様子がおかしいと思ったら、美穂さんのお母さんのようにすぐに専門家に相談することをおすすめします。「今だけだろう。そのうち良くなるにちがいないわ」と、素人判断でもようながめしていると、拒食症の状態が進んでしまうおそれがあります。

美穂さんはお母さんの判断ですぐにカウンセリングを受けることができ、拒食症がこじれずにすみました。まだカウンセリングは続いていますが、とりあえず「太る恐怖」はしだいに落ち着いてきています。少しずつ食べられるようになり、「40kgが私の目標よ」という発言はしなくなりお母さんはホッとしています。

ダイエットからの拒食症(摂食障害)

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お問い合わせ及びカウンセリング治療をお受けした総件数は、

(2012.12.31まで)…2455症例

40年に渡るカウンセリング経験豊富な精神科医師が治療にあたっています。

摂食障害の治療は、淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来にお越し下さい。

摂食障害(拒食症・過食症)克服のアドバイスをさせて頂きます。

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「拒食症」:どんな子が拒食症にかかりやすい?その特徴は?

 「拒食症」にかかりやすい子の特徴

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は大阪府豊中市淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812】

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質問どんな子が拒食症にかかりやすいんでしょうか?その特徴

答え:小さい頃から「良い子」「親の自慢の子」といった特徴があります。

小さい頃から特徴として「よく気がつく」子どもさんであったり、まわりの要望を的確によんで動ける「良い子」「優しい子」の特徴がみられます。

学校の先生からも「良い子です」とほめられたり、クラスのみんなからも「頼りになる。優しいお姉さんみたい」と慕われて優しい人気者だったりします。

頼まれたら「いや」と言えずなんでも引き受けてくれる優しい子。それだけに親御さんにとっては「自慢の良い子」であることが多いようです。「あんな良い子が、なんで拒食症のような病気になってしまったんでしょうか。信じられません」と晴天の霹靂のような気持ちで来所する親御さんが多くおられます。

ただ最近はこのような典型的な「良い子」でないケースも混じり始めていますが。

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福田俊一 所長 精神科医(摂食障害のカウンセリング治療歴40年)

増井昌美 摂食障害専門セラピスト(過食症のカウンセリング治療歴30年)

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812)

摂食障害(拒食症)が治るカウンセリング治療

 

拒食症が治るカウンセリング治療

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に関しては、専門家のあいだでも実績のある淀屋橋心理療法センターに紹介されることが多くなってきました。

「太りたくない」「やせたい」という本人の気持ちに、家族や本人も振り回されて大混乱になります。カウンセリングでは本人の裏に隠された「成長したい」「自分らしさを掴みたい」「脱皮したい」という気持ちをうまく引き出し伸ばして行くことで根本解決を目指します。

摂食障害は確実に治る道があると言えるでしょう。我々は家族療法を発展させたカウンセリング治療を通してそれを実践してきました。

■家族(特に母親)と一緒にカウンセリング治療を

「一人で治したい」という声をよく聞きます。しかし摂食障害の方は気分の変動がはげしく治療を続けていくことが困難なことがよくあります。

摂食障害のカウンセリング治療は、親御さん(とくに母親)といっしょに進めていきます。親御さんにふだんの生活での対応のこつなどをアドバイスしたり、課題をこなしていただいたりします。こうした協力がないと、摂食障害のカウンセリング治療は効果をあげることがきわめて困難だからです。

■摂食障害(拒食症)が治るってどういう事?

例えば、拒食症の人が無理に食べようとすれば、一時的にマシになったとしても、根本的な解決にはなりません。いつも心の中の90%は「食べるべきか」「でも食べたくない」の葛藤でしょう。いつの日にか「食べる事が空気のように当たり前になってしまう」にならなければ、『治った』とは言えないのです。食べる食べないのこだわりから自由になった時が、治癒だといえるでしょう。

■摂食障害(過食症・拒食症)は誰でもなるの。私もなる病気なの?

あなたが、場の空気を読めて、人と的確につながる事ができ、しかし自分の気持ちよりも相手の気持ちを大事にする事を続けている時。そしてあなたが大人になってきて、心のどこかで「これってしんどいな」「きゅうくつだな」と思っているような時。摂食障害に陥る可能性があります。過食症や拒食症でなくても、こういう人達はストレスがたまった時に、体の不調に出やすいのです。「お腹を壊しやすい」「じんましんが出る」等です。

■兄弟姉妹のものを食べてしまう

兄弟姉妹の朝食用のパンを食べてしまう。しばしば過食症の人にはこのような現象が見られます。弟の為にせっかく用意しておいたパンを、お姉ちゃんが食べてしまうのです。これがけっこう、兄弟姉妹や親子の関係をギクシャクさせてしまう事が、よくあります。

■摂食障害(過食症)のつらさってどんな事?

1、とにかく「太るのが許せない」という気持ちが強いため、少しでも太ると「外へ出るのがイヤ。人に会えない」となることがよくあります。そうなると他に気がまぎれる事がなくなるので、ますます「食べる」「食べない」で、頭がいっぱいになります。

2、昔の過食症は、食べてどんどん太り100kgになる人もいました。今は「吐く」という事を知っている人がとても多くなりました。吐く人の辛さは、吐いた後とてもみじめな気持ちになり、吐く時とても体が苦しく、涙が出たり目が腫れたりする事です。又虫歯にもなりやすかったりします。

3、過食症は薬やちょっとしたアドバイスでは治りません。治らない状態で長く年月が過ぎた人が沢山います。5年、10年と経ってしまい、幸せそうな友人や元同級生や同僚の事を考えると、取り残された気がしてとても辛くなるものです。

■家族と口をきかない

過食症の人で長年続いている人は、親と口をきかなくなっている人もいます。お互い「どうすれば良いか」分からないまま、ズルズルと年月がたってしまうという事がよくあります。とにかく過食症は、絶望したり腹がたっていたり、イライラする事の多い病気です。病気が親子関係を破壊しているのが半分。お互いがより良い親子関係を作り上げるのに失敗しているのが半分。「良い子がなる」とか「親子関係の問題」という考え方が広まった為に、問題が起こっている場合もあります。ちなみに淀屋橋心理療法センターの考え方は「親子が問題」ではなく、「親子は治療の原動力」だから、しっかり考えようです。

■子どもが摂食障害(過食症・拒食症)になったのは母親が悪いんですか?

「子どもが摂食障害になったのは母親に原因がある」と言われる事が多いようです。結論から言うと、母親は悪くありません。でも、子どもに非難される事はあるでしょう。本人が目覚めていく時、母親への不満から始まる事はよくあります。でも終着点は、母親と子どもがよりうまくかみあった新しい形です。子どもの自我が発達して、子どもが大人の視点から今までの子育てを非難するのは、健全な親子関係の一側面です。「親が悪いのか」というよりも、このデリケートな時期を親と子がうまく乗り越えられるかどうかが、治療に大きな影響を与えます。

■親に食べさせる

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、親に無理に食べさせるという人もいます。最初は「お母さんが食べてくれたら、自分も安心して食べられる」というきっかけで始まりますが、徐々にエスカレートしやすいものです。本人に泣きつかれるままに食べ続けて、20Kgも太ってしまったお母様もおられます。苦しくてもう食べられないのだけれど、食べないと本人が泣き叫ぶので「まるで地獄のようだ」とお母様はおっしゃいました。

■摂食障害(過食症・拒食症)と万引き

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、時々万引きをしてしまう人がいます。食べ物が沢山欲しいから万引きするのかというと、そうでもなさそうです。すぐに捕まってしまうからです。上手に立ち回ろうという意識はほとんどありません。理由はハッキリ分かりませんが、やけくそになった気持ちから、万引きをしてしまうのかもしれません。

■過食症(摂食障害)と入院治療

過食症の人が入院治療をすると、しばらく過食・嘔吐は止まり落ち着く場合がよくあります。ただ退院後もそれを維持できるかというと、なかなか難しいようです。退院してしばらくすると、又過食に戻ってしまう場合が多くあります。一時的生活の立て直しという意味では助けになると思いますが、根本的解決ではありません。カウンセリング治療が欠かせないと思います。

■拒食症(摂食障害)と入院治療

拒食症の人で体重がどんどん減ってくると、入院治療も考えなければなりません。淀屋橋心理療法センターが勧めているのは、内科医に体重のリミット(それ以上体重が減ると命の危険がある)を設定していただき「それ以下になったら入院」という約束を、クライアントとしてもらう事です。拒食症の人達は入院を望まない人が多く、入院を避ける為に、最低限の体重は維持しようと努めてくれる人が多いからです。その間に心理面の治療を進め、拒食症からの脱出をはかります。

■過食嘔吐

過食をする人達は、菓子パンを買う人がとても多いのが不思議です。あとチョコレートやアイスクリームを買う人もいます。パンを買うのは吐きやすいという事があります。吐く時には多くの人が水を大量に一緒に飲んで吐いています。我々は、吐く事そのものが病気だとは思っていません。病気であるのは「太るのが嫌」という気持ちだけです。普段食欲を押さえつけているので、猛烈に食べたくなります。そのままでは太ってしまうのが自分に許せず、全部吐いてしまわないと気が済みません。指をのどの奥につっこんだりして徹底的に吐く為に、涙を流しながらでも吐き続ける人が多いです。