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激やせ ダイエットから拒食症? 母親の不安・診断基準など

ダイエットから体重が減りすぎて不安な母親「この子、ひょっとして拒食症!?」(拒食症歴1年 中3)

淀屋橋心理療法センター(大阪)にある摂食障害専門外来には、たくさんの母親が子どもの食行動について相談に来所しています。食べる量がだんだん少なくなり体重が目に見えてへってくると、母親としては「この子、ひょっとして拒食症!?」と不安になってきます。そのなかで今回は「拒食症の診断」とそれに関する注意点をお話しましょう。(下記に「拒食症の診断基準」ものせています。ご参考にしてください。)

神経性食欲不振症(拒食症)の診断基準

【厚生省特定疾患・神経性食欲不振症調査研究班】

(当センター福田所長研究班メンバー1984~1986)

  1. 標準体重の-20%以上のやせ
  2. 食行動の異常(不食、大食、隠れ食い、など)
  3. 体重や体型について歪んだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)
  4. 発症年令:30歳以下
  5. (女性ならば)無月経
  6. やせの原因と考えられる器質性疾患がない

「チーム医療としての摂食障害診療」(診断と治療社2009))

「ダイエットから体重がこんなにへって。娘は拒食症では?」と不安な母親

母親は当センターの摂食障害専門外来に来所するまでのいきさつを、くわしく話してくれました。

娘の麻央さん(15才 中3)が最近ダイエットにこだわりだし、母親はやせていくことに不安を感じていました。鏡のまえでうれしそうに自分の体型を何度もみていることも不安をつのらせます。生理が止まったということを聞いて、「もうこれ以上待てない」と、母親は思い切って麻央さんをつれて近くの心療内科へ診察を受けにいきました。

「なぜ娘がそこまで食事やカロリーの数値にこだわるのか?やせていきつつあるのに太っていると言い張るのか?」、母親はさっぱりわかりません。

「食べたい気持ちがあるので、拒食症ではない」というドクターの診断を聞いて不安が

まず麻央さんが一人で診察を受け、そのあと母親が入って話しをききました。「娘の体重が極端にへっているように思われます。何キロかは私に言おうとしませんが。だんだんやせていくので心配です。拒食症ではないでしょうか?」と、母親は不安な気持ちをドクターにぶつけました。

ドクターは次のように話したということです。「拒食症かどうかの診断はむつかしいです。娘さんはやせているのに足が太っていると言ったり、お腹がでているのを気にしたりしています。このように「やせているのに太っている」と体型にこだわるのは、確かに拒食症の特徴です。しかし当医院は拒食症であるか否かは自己申告で決める事になっています。娘さんはさきほど『食べたい気持ちがある』と言われたので、拒食症と診断はできません」

母親はドクターから「拒食症と診断できない」と言われても、日々やせていく娘を見ていると不安でたまりません。一日も早く治療という形にもっていきたい気持ちでいっぱいです。インターネットで「拒食症 診断」と入力し、検索してみました。そこで淀屋橋心理療法センターに摂食障害専門外来があるとわかり、大急ぎでかけつけてきたということでした。

拒食症の診断には「内科的な他の病気」がないか、まず検査を

この話しを母親から聞いたカウンセラーは、「拒食症でも食べたい気持ちはあると言う人はけっこういますよ。それよりも「食べない」という裏に内科的な他の病気がないかどうかがポイントです。たとえば腸の病気や脳下垂体の腫瘍などですが、検査をうけて、もしこのような病気が見当たらないのであれば、確定診断はともかく拒食症の可能性は高いですね」と、精神科医でもあるカウンセラーはしっかりとアドバイスをだしました。

「拒食症」という診断を子どもに知らせてもだいじょうぶか?

「拒食症であると診断されたら、子どもに知らせてもだいじょうぶでしょうか?」と母親は、不安げに聞きました。「拒食症の場合は、親御さんが告げていただくと、拒否反応がでるということがよくあります。やはり摂食障害の専門家とか医師から伝えてもらうのが一番いいことです。そうすることでご本人も納得し受け入れやすくなるでしょう。また親子の話し合いも風通しがよくなり、接し方がスムーズにいくことがよくあります。

その反対に自分が拒食症であるとわかると、カウンセリング治療を受けることを拒否する子どもさんもいます。「治療を受けたら、私は太らされるにちがいない」と思い込んでしまうようです。しかしカウンセリング治療を受けていくにつれ、たいていの子どもさんには成長がみられ体重が増えても受け入れられるようになってきます」。

しかし子どもさんの状態などをみて告げるタイミングは大切です。どのポイントで告げるといいかなどについては、カウンセリング治療のなかでアドバイスをさしあげます。

カウンセリング治療で拒食症のアドバイスがもらえる安心感

母親は話しを聞いてまずカウンセラーから指摘された内科的検診を受けることを約束しました。同時に摂食障害専門外来で拒食症のカウンセリング治療をスタートしました。母親は、これからどうしていけばいいかアドバイスがもらえる形になって、ひと安心した表情でカウンセリング室をあとにしました。

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家族療法:摂食障害(拒食症)のカウンセリング治療は家族の協力が不可欠

◎摂食障害のカウンセリングは、家族の協力が不可欠

摂食障害にかかる人たちの年齢層が広がってきた昨今の治療は、一般的に行われている本人のみを対象にした傾聴カウンセリングだけでは乗り切ることは難しいものがあります。当センターで行っている家族カウンセリングが有効と認められてきました。もちろん母親や夫の同席がいいとは限らないこともありますので、そのへんは慎重に判断しています。ただ年令の低い子供の場合は、親御さんの協力を抜きにしては語れません。ときには親御さん(母親)のみを対象にしたカウンセリングで、子どもの摂食障害が好転する事例も多くあります。具体的なアドバイスや課題を親御さんにだしながら、親子が助けあえる関係に導いていきます。 親御さんや夫の協力を得て二人三脚のカウンセリングで、摂食障害の改善に大きな成果をあげてきました。

淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医)
増井 昌美(摂食障害専門セラピスト)

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摂食障害(拒食症)の低年齢化(小学生)

◆淀屋橋心理療法センターでは二年前に、小学6年生(12才)の拒食症の事例がありました。

お母さんのお話を聞いていくと、娘さんは小学3~4年生ころからおやつのケーキやアイスクリームなど甘いものをたべようとしなくなったということです。お母さんが問いただすと「クラスの男の子が私のこと『子豚のブーちゃん』といってからかうの。太ってるのいやだ。細くなりたい。甘い物食べると太るもん」と言って泣き出したそうです。「だいじょうぶよ、そんなに太ってないから」とお母さんはなだめたのですが、「いいや、私太ってる」と言って、頑として受け入れようとしませんでした。

そのあとも二年ほどそんな状態が続いていました。小学6年生になったころから食事の量が極端に少なくなり体重がどんどん減ってきました。近くの内科を受診したところ「拒食症」と診断されたということです。

当センターで11ヶ月のカウンセリングを両親とともに受け、完治しました。

◆最近立て続けに小学3年生(8才)の女子の拒食症事例が当センターに来所、これが最年少の事例です。

今まで小学5~6年生の摂食障害を治療してきましたが、3年生という幼さにさすが我々も驚きました。

身長がぐんぐん伸びだす直前でもあり、親御さんもなんとか本人の栄養状態をよくしようと必死でした。ところがうまくいかず、下がる一方の体重になすすべもありませんでした。心配のあまり拒食症専門外来のある当センターに相談に来られました。

お母さんの話によると女の子は食べ物を口に入れてガムのようにかんでいるのですが、なかなかのみこめない状態です。あるいは飲み込みたくないという気持ちが強いのかもしれません。食べ物のカロリーをよく知っていて「ヨーグルトはいいけど、アイスクリームはダメ」といって、自分で食べていい物いけない物を決めています。カロリーの高い物を意図的に避けているようです。やはり「太りたくない」という強い「やせ願望」の意識が根っこにあるようです。

このうちの一つのケースは、こじれるパターンをもっていました。「お母さんが食べてくれたら、私も食べられるよ」という要求をしてきます。お母さんとしては「娘が食べてくれるなら」と思い、「いいよ、お母さん食べるからあたなも食べてね」と、受けてしまいそうになります。しかし摂食障害において、この要求はお母さんが引き受けるとこじれる素になります。このようなことを娘さんが言い出したときには、すぐに摂食障害の専門家に相談しましょう。

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「拒食症」母親の不安と悩み:入院をいやがる子ども

 摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は、大阪府豊中市淀屋橋心理療法センター の摂食障害専門外来でおこなっております。 06-6866-1510

 

 「拒食症」母親の不安と悩み:入院をいやがる子ども

 

母親の不安:うちの子はがりがりにやせてます。それでもわずかしか食べようとしません。体重が毎日のように減ってきています。今にも死にそうなので入院させたいのですが「入院はいやだ」と言います。どうしたらいいでしょうか?

答え:たいてい拒食症の子どもは入院をいやがります。「入院すればむりやりに太らされる。ぜったいにいや!」という強い気持ちをもっています。子どもの気持ちを尊重すれば、やせて命が危なくなるのではと母親の不安はつきません。かといって無理矢理に入院させるというのもさらに不安がつのると、親御さんはどうしたらいいか難しい局面にたたされますね。

 

さらに詳しいアドバイスは下記をお読みください。 ↓↓

入院をぜったいにいやがる子ども

拒食症の一番たいへんな点は「食べないので低体重が死につながる」恐れがあることです。母親の不安の最たるものは、我が子のやせ細った姿を見るたびに「この子は低体重で死んでしまうのではないか。なんとしても入院させて命を救ってやらなくては」と必死になります。しかしそのたびに「入院はぜったいにいや!」と、かたくなまでに主張する拒食症の子どもに直面するのです。

 

内科医と子どもの最低体重の約束が効果をあげる

拒食症のカウンセリングでは、体の安全を一番に考えて医学的に診てもらえる内科医との連携をとるようにしています。ドクターから「あなたの最低体重は○kgです。これより下がると、入院ですよ。いいですね」と、はっきりと約束してもらいます。たいていの拒食症の子(人)は「入院したくない」という気持ちを強くもっています。それだけに「ドクターと約束した最低体重の○kgをぜったいに守ろう」とする意思がわいてきて、これ以上やせないように頑張りだすことがよくあります。

カウンセリングではこの「ドクターと子どもの間で約束された最低体重」が保証されると、安心してカウンセリング治療にとりくむことができます。

 

 「やせたい気持ち」を受け入れて子どもの意思を尊重

淀屋橋心理療法センターカウンセリング治療では決して頭から低体重の子どもが主張する「食べない」という行為を否定したりしません。むしろ「やせていたいんでしょう。いいですよ。やせていましょう。それがあなたらしいことなんですから。無理に太ろうなんてできないでしょう」と語りかけて、子どもの「やせたい気持ち」を受け入れてあげます。母親には「食べる食べない領域は子どもの意思を尊重して任せましょう」と語りかけ、そのかわり連携をとっている内科医に決めてもらった「体を守る最低限の体重を切らないよう、自分で頑張る」という約束をはっきりと守ってもらいます。

このように子ども自らが自分の意思で取り組んでいけるように導きながら、子どもの成長をめざします。

 

   ここがポイント ↓↓

*「やせたい」気持ちを受け入れる

*最低体重を内科医と子どもで約束

*子どもの意思を尊重

*大切なのは、子どもの成長

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カウンセリングは「淀屋橋心理療法センター、摂食障害専門外来」でおこなっております。さらに詳しい摂食障害(拒食症)の記事はこちらをクリック 淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来

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福田俊一 精神科医 所長 (摂食障害カウンセリング治療40年の治療歴)

増井昌美 摂食障害専門セラピスト (カウンセリング治療30年の治療暦)

「拒食症」:どんな子が拒食症にかかりやすい?その特徴は?

 「拒食症」にかかりやすい子の特徴

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は大阪府豊中市淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812】

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質問どんな子が拒食症にかかりやすいんでしょうか?その特徴

答え:小さい頃から「良い子」「親の自慢の子」といった特徴があります。

小さい頃から特徴として「よく気がつく」子どもさんであったり、まわりの要望を的確によんで動ける「良い子」「優しい子」の特徴がみられます。

学校の先生からも「良い子です」とほめられたり、クラスのみんなからも「頼りになる。優しいお姉さんみたい」と慕われて優しい人気者だったりします。

頼まれたら「いや」と言えずなんでも引き受けてくれる優しい子。それだけに親御さんにとっては「自慢の良い子」であることが多いようです。「あんな良い子が、なんで拒食症のような病気になってしまったんでしょうか。信じられません」と晴天の霹靂のような気持ちで来所する親御さんが多くおられます。

ただ最近はこのような典型的な「良い子」でないケースも混じり始めていますが。

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福田俊一 所長 精神科医(摂食障害のカウンセリング治療歴40年)

増井昌美 摂食障害専門セラピスト(過食症のカウンセリング治療歴30年)

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812)

「拒食症」:拒食症の発症のきっかけ(原因)は?

「拒食症」:拒食症の発症のきっかけ(原因)は?

 

摂食障害(拒食症/過食症)カウンセリング治療は、大阪府豊中市淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812】

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質問:発症のきっかけ(原因)は、やはり「やせたい」でしょうか?

答え:もちろん「やせたい」気持ちは心の底に根強くあります。しかし発症のきっかけ(原因)はそれ前にいろいろあります。

拒食症になるきっかけ(原因)は、その子(人)によっていろいろです。クラスで写した写真をみて「私の足が一番太い。なんとかやせたい」と思った子もいます。バレエの先生に「もっとやせないと、美しいシルエットにならないよ」と言われた一言が心にひっかかり「なんとしてもやせたい」という強い気持ちがわいてきたり。弟に「お姉ちゃん、ふっくらアンパンマンや」とからかわれ、やせたいと目標をたてて甘い物をいっさい食べなくなった子もいます。

ちょっとした周りの人たちの一言が心にドキッときて、「なんとしてもやせたい」という気持ちからダイエットを始めたりするようです。「おやつを我慢したら、1kgやせられた。うれしーい!」といった喜びの体験が、だんだんとやせへのこだわりを強めていくこともよくあります。

 

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淀屋橋心理療法センター

福田俊一 所長 精神科医(摂食障害のカウンセリング治療歴40年)

増井昌美 摂食障害専門セラピスト(過食症のカウンセリング治療歴30年)

 

淀屋橋心理療法センター 摂食障害専門外来 TEL: 06-6866-1510    FAX:06-6866-2812

低年齢化:拒食症の発症年齢は何才くらいから?

「拒食症」: 発症年齢は何才くらいから?

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は、大阪府豊中市淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812】

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質問拒食症の発症年齢は何才くらいからですか?

答え:発症年齢は近年下がりつつ(低年齢化)あります。2〜3年前のことですが、「小学6年生の拒食症」の事例相談を受け、我々も驚いていたころもありました。

しかし昨年あたりから「小学4年生(9才)」という事例もまれではなくなっています。ほっそりしたまだほんとうに幼い印象の子どもが待合室にチョコンと座っているという光景がめずらしくなくなっています。

「摂食障害 低年齢化に警鐘」の記事が読売新聞(2012.12.09)に掲載されていました。次に抜粋して紹介しましょう。

「拒食症などの摂食障害になると低栄養状態になり、最悪の場合死に至ることもある。最近では、低年齢化の傾向もみられ、小中学生を中心に….」

「特に小学生は体が小さく、余力がそれほどない。栄養失調や飢餓状態の影響を大きく受けます。……..摂食障害の子どもの大半は、太ることへの恐怖心を持っています。しかもやせていることを気にしていないため、なぜ病院に連れてこられたかもはっきりと分からず、通院する必要性も分かっていない。食べようと思っても食べられない状態の子どもも多いんです。………….」(読売新聞より抜粋)

 

 

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福田俊一 所長 精神科医(摂食障害のカウンセリング治療歴40年)

増井昌美 摂食障害専門セラピスト(過食症のカウンセリング治療歴30年)

 

摂食障害(拒食症/過食症)のカウンセリング治療は、淀屋橋心理療法センター摂食障害専門外来で行なっています。 (電話:06-6866-1510  FAX:06-6866-2812)

摂食障害(拒食症)が治るカウンセリング治療

 

拒食症が治るカウンセリング治療

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に関しては、専門家のあいだでも実績のある淀屋橋心理療法センターに紹介されることが多くなってきました。

「太りたくない」「やせたい」という本人の気持ちに、家族や本人も振り回されて大混乱になります。カウンセリングでは本人の裏に隠された「成長したい」「自分らしさを掴みたい」「脱皮したい」という気持ちをうまく引き出し伸ばして行くことで根本解決を目指します。

摂食障害は確実に治る道があると言えるでしょう。我々は家族療法を発展させたカウンセリング治療を通してそれを実践してきました。

■家族(特に母親)と一緒にカウンセリング治療を

「一人で治したい」という声をよく聞きます。しかし摂食障害の方は気分の変動がはげしく治療を続けていくことが困難なことがよくあります。

摂食障害のカウンセリング治療は、親御さん(とくに母親)といっしょに進めていきます。親御さんにふだんの生活での対応のこつなどをアドバイスしたり、課題をこなしていただいたりします。こうした協力がないと、摂食障害のカウンセリング治療は効果をあげることがきわめて困難だからです。

■摂食障害(拒食症)が治るってどういう事?

例えば、拒食症の人が無理に食べようとすれば、一時的にマシになったとしても、根本的な解決にはなりません。いつも心の中の90%は「食べるべきか」「でも食べたくない」の葛藤でしょう。いつの日にか「食べる事が空気のように当たり前になってしまう」にならなければ、『治った』とは言えないのです。食べる食べないのこだわりから自由になった時が、治癒だといえるでしょう。

■摂食障害(過食症・拒食症)は誰でもなるの。私もなる病気なの?

あなたが、場の空気を読めて、人と的確につながる事ができ、しかし自分の気持ちよりも相手の気持ちを大事にする事を続けている時。そしてあなたが大人になってきて、心のどこかで「これってしんどいな」「きゅうくつだな」と思っているような時。摂食障害に陥る可能性があります。過食症や拒食症でなくても、こういう人達はストレスがたまった時に、体の不調に出やすいのです。「お腹を壊しやすい」「じんましんが出る」等です。

■兄弟姉妹のものを食べてしまう

兄弟姉妹の朝食用のパンを食べてしまう。しばしば過食症の人にはこのような現象が見られます。弟の為にせっかく用意しておいたパンを、お姉ちゃんが食べてしまうのです。これがけっこう、兄弟姉妹や親子の関係をギクシャクさせてしまう事が、よくあります。

■摂食障害(過食症)のつらさってどんな事?

1、とにかく「太るのが許せない」という気持ちが強いため、少しでも太ると「外へ出るのがイヤ。人に会えない」となることがよくあります。そうなると他に気がまぎれる事がなくなるので、ますます「食べる」「食べない」で、頭がいっぱいになります。

2、昔の過食症は、食べてどんどん太り100kgになる人もいました。今は「吐く」という事を知っている人がとても多くなりました。吐く人の辛さは、吐いた後とてもみじめな気持ちになり、吐く時とても体が苦しく、涙が出たり目が腫れたりする事です。又虫歯にもなりやすかったりします。

3、過食症は薬やちょっとしたアドバイスでは治りません。治らない状態で長く年月が過ぎた人が沢山います。5年、10年と経ってしまい、幸せそうな友人や元同級生や同僚の事を考えると、取り残された気がしてとても辛くなるものです。

■家族と口をきかない

過食症の人で長年続いている人は、親と口をきかなくなっている人もいます。お互い「どうすれば良いか」分からないまま、ズルズルと年月がたってしまうという事がよくあります。とにかく過食症は、絶望したり腹がたっていたり、イライラする事の多い病気です。病気が親子関係を破壊しているのが半分。お互いがより良い親子関係を作り上げるのに失敗しているのが半分。「良い子がなる」とか「親子関係の問題」という考え方が広まった為に、問題が起こっている場合もあります。ちなみに淀屋橋心理療法センターの考え方は「親子が問題」ではなく、「親子は治療の原動力」だから、しっかり考えようです。

■子どもが摂食障害(過食症・拒食症)になったのは母親が悪いんですか?

「子どもが摂食障害になったのは母親に原因がある」と言われる事が多いようです。結論から言うと、母親は悪くありません。でも、子どもに非難される事はあるでしょう。本人が目覚めていく時、母親への不満から始まる事はよくあります。でも終着点は、母親と子どもがよりうまくかみあった新しい形です。子どもの自我が発達して、子どもが大人の視点から今までの子育てを非難するのは、健全な親子関係の一側面です。「親が悪いのか」というよりも、このデリケートな時期を親と子がうまく乗り越えられるかどうかが、治療に大きな影響を与えます。

■親に食べさせる

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、親に無理に食べさせるという人もいます。最初は「お母さんが食べてくれたら、自分も安心して食べられる」というきっかけで始まりますが、徐々にエスカレートしやすいものです。本人に泣きつかれるままに食べ続けて、20Kgも太ってしまったお母様もおられます。苦しくてもう食べられないのだけれど、食べないと本人が泣き叫ぶので「まるで地獄のようだ」とお母様はおっしゃいました。

■摂食障害(過食症・拒食症)と万引き

摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、時々万引きをしてしまう人がいます。食べ物が沢山欲しいから万引きするのかというと、そうでもなさそうです。すぐに捕まってしまうからです。上手に立ち回ろうという意識はほとんどありません。理由はハッキリ分かりませんが、やけくそになった気持ちから、万引きをしてしまうのかもしれません。

■過食症(摂食障害)と入院治療

過食症の人が入院治療をすると、しばらく過食・嘔吐は止まり落ち着く場合がよくあります。ただ退院後もそれを維持できるかというと、なかなか難しいようです。退院してしばらくすると、又過食に戻ってしまう場合が多くあります。一時的生活の立て直しという意味では助けになると思いますが、根本的解決ではありません。カウンセリング治療が欠かせないと思います。

■拒食症(摂食障害)と入院治療

拒食症の人で体重がどんどん減ってくると、入院治療も考えなければなりません。淀屋橋心理療法センターが勧めているのは、内科医に体重のリミット(それ以上体重が減ると命の危険がある)を設定していただき「それ以下になったら入院」という約束を、クライアントとしてもらう事です。拒食症の人達は入院を望まない人が多く、入院を避ける為に、最低限の体重は維持しようと努めてくれる人が多いからです。その間に心理面の治療を進め、拒食症からの脱出をはかります。

■過食嘔吐

過食をする人達は、菓子パンを買う人がとても多いのが不思議です。あとチョコレートやアイスクリームを買う人もいます。パンを買うのは吐きやすいという事があります。吐く時には多くの人が水を大量に一緒に飲んで吐いています。我々は、吐く事そのものが病気だとは思っていません。病気であるのは「太るのが嫌」という気持ちだけです。普段食欲を押さえつけているので、猛烈に食べたくなります。そのままでは太ってしまうのが自分に許せず、全部吐いてしまわないと気が済みません。指をのどの奥につっこんだりして徹底的に吐く為に、涙を流しながらでも吐き続ける人が多いです。

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療は淀屋橋心理療法センター

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療は、大阪の淀屋橋心理療法センターにお任せ

 

■淀屋橋心理療法センターは、大阪精神科医師が摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリングを行って35年

所長/福田 俊一(ふくだしゅんいち)

1975年 大阪大学医学部卒。大阪大学精神神経科、大阪府立病院神経科にて精神医療に取り組む
1981年 米国に留学、フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(PCGC)にて家族療法を学ぶ。家族療法の創始者S.ミニューチンに師事
1982年 住友病院心療内科、大阪厚生年金病院神経科、大阪市立小児保健センター精神科に勤務
1983年 淀屋橋心理療法センターを開設、所長に就任、現在に至る
1984~1986年 厚生省・神経性食思不振症調査研究班メンバー

■摂食障害(過食症・拒食症)の豊富な治療実績をもつ淀屋橋心理療法センター

◎問い合わせ相談の総件数(2012.12.31まで)…2455症例

■所長 福田俊一(精神科医)からのメッセージ

1981年に米国へ留学し、摂食障害の家族療法で著名なS.ミニューチンの教えをうけ、日本に家族療法を根付かせ広げる礎を築きました。さらにそれを進化させて、本人がどのように成長すると摂食障害は治るのか、家族はそのためにどうすればいいかを研究し、独特の治療法を開発してきました。その治療実践を「克服できる過食症・拒食症」(星和書店)として一冊の本にまとめて出版し世の中に問いました。現在も引き続き治療の充実や治療の成果の分析から、より短期間でより確実に治る方法を開発し続けています。

 

摂食障害(過食症・拒食症)には必ず治る道があります。あなたは「この病気は治らない」と思いこんでいませんか?淀屋橋心理療法センターでは、40年のカウンセリング一筋の精神科医師と30年の過食症専門の女性セラピストがお手伝いをします。独自の進化した家族療法によるカウンセリングで、初期の摂食障害を素早く解決したり、こじれたり長期化した摂食障害も治癒に導いてきました。ご本人の「克服してみせるぞ」という強い気持ちと、「なんとか治してやりたい」という親御さんの熱意があれば、摂食障害は確実に治る症状です。